需給のバランスが崩れると、必ず「利ザヤ」を貪る業者が

需給のバランスが崩れたところには、必ず「利ザヤ」を貪る業者がいます。政府による禁止と、警察による逮捕者が出る頃には、正当な企業が参入し、消費者へ適正な価格で商品やサービスが届くようになります。これは今回のマスクバブルに限らず、マスクバブルに似たようなものは、任天堂スイッチのような転売など、数多くあります。

通りでフェイスマスクを販売する男性(カートには「特別価格」の文字)
写真=iStock.com/Fiers
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大きなマネーが動いた仮想通貨の時期にも、有象無象の業者の参入が入り乱れ、「利ザヤを貪る」業者が多数存在しました。しかし、今回のマスクバブルで露呈した一番の問題点は、日本がマスクすら自給自足できない状態になっていることの危機感です。医療の観点からの安全保障を考える必要があります。

世の中には、常に、四次元に歪んでいる不気味な空間が存在するように感じます。その空間では需給バランスが崩れており、そこに出入りしている業者の存在があります。この利ザヤを目的に生きている者たちは、いち早く需給バランスの崩れたところに、嗅覚高く集まって現れます。そして、ブームがピークの頃には自分たちは売り切り、次の需給バランスが崩れているものは何かを探して、次の旅にでるのです。