自粛生活に飽きたら、手軽な缶詰本格カレーはいかが?

新型コロナウイルス禍による外出制限が続く。家で時間の潰し方に頭を悩ませているうちに、ふと「ちゃんとした料理でもやってみるか」と思った読者諸賢も多いのではないだろうか。いや、本当に多いか分からないのだけど、記事の都合上そういうことにして話を進めたい。

料理に目覚めて最初に手を出すのはカレーとパスタである。いや、他にもあるかもしれないが、記事の都合上そういうことにして話を進めたい。

カレーは失敗が少ない料理である。なので今回はカレー作りを提案したい。さらに基本食材は缶詰とする。缶詰はすでに味がついているから、それを生かせばさらに失敗は少なくなるのだ。とはいえ、あまり簡単すぎても時間が潰せないので、一応は本格カレーに準じた手順を加えることとする。

缶詰本格カレー、「共通の儀式」は玉ねぎ炒め

これから紹介申し上げるのは、「さばレッドカレー」「さばブラックカレー」「いわしイエローカレー」の3種であります。

そのすべてに共通するのは、初めに玉ねぎみじん切りを炒めること。

火力は中火。途中でにんにく、生姜を加える
写真=黒川勇人
火力は中火。途中でにんにく、生姜を加える

中玉の玉ねぎ1コをみじん切りにし(涙がボーダと出るがそれもまた愉し)、植物油をひいたフライパンで地道に、気長に炒める。途中でにんにく、生姜のみじん切りを加えるのも共通項だ。

これらの工程だけで30分は時間が潰せます。