安倍政権の危機管理能力について、疑問視する国民が急増

安倍政権の危機管理能力について、疑問視する国民が急速に増えている。「幾多の政権の危機に対し、それらを乗り越えてきた安倍政権が急速に支持を失いかけている理由」とは一体何だろうか。表面上、安倍晋三首相を補佐する主要な人事体制に変化は起きていない。政権を支えてきた麻生太郎副総理兼財務大臣、菅義偉官房長官、二階俊博幹事長らの布陣は、過去の政局および選挙において難なく敵対勢力を蹴散らす鉄壁の強さを発揮してきた。

2014年3月、京都の町に貼られた自民党のポスター
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このような盤石な政権運営は誰の手腕であったのだろうか。今回の新型コロナウイルス問題への対処を通じ、安倍政権の政権運営において菅官房長官の役割が極めて重要であったことを再確認するべきだろう。

新型コロナウイルス問題が深刻化している米国では、ドナルド・トランプ大統領が同問題の対策のための責任者としてマイク・ペンス副大統領を任命している。米国という巨大国家の官僚機構と民間企業らとの調整役を果たし、各種メディア対応などでも活躍し、その評価が高まることで「ポスト・トランプ」、つまり次期大統領候補者として脚光を浴びつつある。トランプ大統領にとってはイザというときに信頼して任せることができる政権の背骨となる存在がペンス副大統領だと言えるだろう。