菅長官という大黒柱を政局理由で蔑ろにした大罪

米国の新型コロナウイルス被害は日本の現状よりも遥かに深刻な状態だ。それにもかかわらずその危機管理の手腕に対して一定の評価を得ているトランプ政権と国民からその能力について疑問を抱かれかねない安倍政権との間で違いが生じる理由とは何か。危機管理に際して政権の番頭役をしっかりと機能させているか否か、ということは極めて重要なポイントだ。

強力な指導力が発揮される組織運営には、トランプ大統領とペンス副大統領の関係のように、トップと番頭役が役割分担を徹底して協力関係を構築することが欠かせない。しかし、現在、永田町では安倍首相はポスト安倍を狙っていたとされる菅官房長官との間に距離ができているとうわさされている。

新型コロナウイルス問題という安倍政権にとっての最大の国難に対し、同政権を支えてきた菅官房長官という大黒柱を政局上の理由で蔑ろにし、首相官邸が機能不全に陥りかねない状況を作り出されているとしたら、それは安倍政権にとって致命的な判断ミスだと言えるだろう。そして、それは国家の危機に際して安倍政権のリーダーシップに期待する国民の声を裏切る行為でもある。

今のままでは歴代最長政権を築いた安倍政権の実態は「菅政権であった」と後世で揶揄されることも十分にあり得る。

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