廊下の電気を消す日本一の倹約経営者

岐阜羽島の駅から車で5分ほどのところにある、中堅の電設資材メーカー・未来工業の本社を訪れた人は、まずエントランスと廊下の暗さに驚く。天井の蛍光灯はどれも消されたままなのだ。

蛍光灯が消された未来工業の廊下。

蛍光灯が消された未来工業の廊下。

社員が働いているオフィスのなかに目を向けると、さすがに蛍光灯は点っている。でも、すべてというわけではない。空席の机の上の蛍光灯は消されていた。よく見ると、1つひとつの蛍光灯から紐がぶら下がっている。そして、その紐の先には名札やイニシャル入りのマスコット人形などがついていた。

「人のいない机の上をわざわざ照らしておく必要はない。席を外す際には、必ず自分の机の上の蛍光灯を消す。それを徹底させる狙いで、個々人が責任を持って管理する蛍光灯をはっきりさせている」と、同社の創業者でもある取締役相談役の山田昭男はいう。