純一郎は、議員を辞めてから、原発反対を声高に訴えているが、首相当時、原発立国を推進したのは彼だったではないか。「過ちては改むるに憚ることなかれ」といい逃れしているが、はっきり首相時代の過ちについて総括してから、反原発をいうべきではないのか。こうした政治家として耐えられない軽さが、小泉父子には付き纏っている。

滝クリとの結婚発表を官邸でやり、顰蹙ひんしゅくを買ったが、1月17日に第一子が生まれたときも、官邸で発表した。

官邸でやれば箔が付くと考え違いしているのではないか。

進次郎がこれまで隠してきた女好き、権力好き、大臣の椅子が大好きという陰の部分が、結婚、大臣拝命で全て明らかになってしまった。

環境大臣になってからも、「福島の人たちに寄り添う」とはいうが、具体的な救援策や原発廃炉については口を閉ざしたままで、福島の人たちをガッカリさせている。

閣僚初の「育休をとった」という冠が欲しいだけ

さらに、世界的な喫緊の重要課題である地球温暖化について協議するCOP25に参加しても、進次郎は温室効果ガスの排出源となっている石炭火力発電の抑制策を示すことができず、NGOなどから批判を受けた。

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリ(16)も参加し、温暖化の危機を認識して取り組むよう訴えたが、議論は交わされても実効的な対策が打ち出されていないことに、「一番大きな危険は、政治家たちが実際にほとんど何もしていないのに、行動が起こされていると見せ掛けていることだ」と痛烈に批判した。

安倍首相も何かをやっているふりをするのはうまいが、進次郎も五十歩百歩である。進次郎は、この少女に恥ずかしくないのだろうか。

子どもが生まれて進次郎は、育児休暇を取るといった。だが、3カ月の間に2週間、それも、閣議などは休まず、仕事もテレワークでやるという。

そんなみみっちい取り方をせず、6カ月間休む、その間は育児と家事に専念して、閣議にも出ないし仕事もしないといえばいいのに。閣僚として初めて育休をとったという冠が欲しいだけではないのか。私はそう思ってしまう。

最後にこれだけはいっておきたい。悪口を書き連ねてきたのも、小泉進次郎という政治家にまだ、幾分かは期待しているからである。今こそ小泉進次郎にこういおう。「Show the flag!」。自らの旗幟を鮮明にするべきだと。(文中敬称略)

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