腎臓病リスクを下げる食材は何か。肉の脂の摂り過ぎは禁物である一方で、体にいい働きをするヘルシーな油があるという。内科医の工藤孝文さんが監修した『「腎臓にいいこと」、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)より、紹介する――。

※本稿は、工藤孝文(監修)、ホームライフ取材班(編)『「腎臓にいいこと」、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

女性の顔
写真=iStock.com/lielos
※写真はイメージです

毎日1〜2杯の味噌汁なら高血圧にならない

腎臓の健康を保つには、動脈硬化を進行させる高血圧を避けなければいけない。血圧を上げる大きな原因のひとつは、食事による塩分の摂取。では、大さじ1杯に2g前後の塩分が含まれている味噌はどうなのか。

じつは、味噌汁を飲んでも高血圧にはならない、という研究がある。共立女子大学が行った研究で、3カ月にわたって、味噌汁を毎日2杯飲んでもらったところ、血圧が上がる傾向はまったく見られなかった。

大豆由来の発酵食品である味噌には、塩分を排出する有効成分も含め、約1500種類もの成分が含まれている。これらの複合的な働きによって、高血圧を引き起こさないと思われる。

具に野菜をたっぷり入れたら、腸内環境を整えたり、抗酸化物質を摂り入れることもできる。毎日1〜2杯の味噌汁なら、何も問題はなさそうだ。