腎臓の健康を保つには、何をどう食べるといいか。腎機能を高める黒い食べ物を摂ることに加え、血糖値の急上昇を抑える食べ方をすることが重要だという。内科医の工藤孝文さんが監修した『「腎臓にいいこと」、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)より、紹介する――。

※本稿は、工藤孝文(監修)、ホームライフ取材班(編)『「腎臓にいいこと」、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

黒豆
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血流を改善し、腎臓の機能を高める「黒豆」

東洋医学では、食べものには青・赤・黄・白・黒の「五色」があり、それぞれの色が5つの内臓「五臓」と強く関連していると考える。なかでも、腎臓の働きを左右するのは何色の食べものなのか。答えは「黒」。このすこぶる地味な色の食べものが、腎機能を強化し、老廃物をスムーズに排泄させる働きがあるとされている。

腎機能を高める黒い食べもののひとつが黒豆。「まめ」には勤勉・健康・誠実といった意味があり、「1年をまめに働き、まめに暮らせるように」との願いを込めて、おせち料理に加えられる。

腎臓の健康を保ちたいのなら、この黒豆を正月にしか食べないのはもったいない限り。黒豆の黒色は、強力な抗酸化作用を持つポリフェノールのアントシアニン。血流を改善して、腎臓の機能を高めるように働く。

また、黒豆は大豆の仲間で、正式名称は「黒大豆」。血管の若さを保つ大豆レシチン、大豆サポニンといった、腎臓を強化する有効成分もたっぷり含まれている。

アントシアニンは水溶性なので、スープにして成分をまるごと食べるのがおすすめだ。定番の煮豆にする場合は、煮汁ごと味わうといいだろう。