年齢を重ねても元気な人は何が違うのか。医師の和田秀樹さんは「意欲や判断力、記憶力の衰えは、加齢による男性ホルモンの減少によって引き起こされる。一番手軽にできる対策は、男性ホルモンの分泌促進効果がある食べ物を摂取することだ」という――。

※本稿は、和田秀樹『認知症でもひとり暮らし』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。

器に入ったヨーグルト
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“ヘルシーな食事”が老化を招く

粗食のほうが、ヘルシーで体にいい。高齢者は、消化能力も低下してくるから、なおのこと、しょぼい食事を選ぶべきだ。そんな主張がまかり通っています。

これを真に受け、若い頃は、肉をガッツリ食べていたような人でも、年齢を重ねるにつれて、肉より魚や野菜メインの食事にシフトして行く傾向があります。そして「なんて健康的なんだろう!」とひとり、悦に入るのです。

まったくもって、バカげています。そもそも、日本人の平均寿命が延びたのは、栄養をふんだんに摂れるようになったからです。昔の日本のように、粗食で過ごしていたら、栄養不足で50歳くらいで死んでしまいます。もちろん、老化も著しく速い。『サザエさん』の波平さんがあの見た目で54歳という設定なのは、連載スタート当時の54歳の見た目が、それくらい老けていたからです。

粗食は、絶対的に悪いとはいいませんが、肉を敬遠し、ご飯にお漬物だけといった食生活は、おすすめできません。少なくとも、脳にとっては不健康であると断言できます。肉を控えた食生活は、脳の老化を進めるので、認知症のリスクを高めることにもなりかねないのです。

そうです。脳の老化を防ぎ、認知症に効く食べ物とは、ズバリ肉です。その理由を説明していきましょう。