中国の戦国時代、過酷な生き残り競争がエスカレートするなか、人々は必死の弁論や説得で、自分の生き残りや、組織の利益を図ろうとした。

その記録を集大成したのが、今回から取り上げる『戦国策(せんごくさく)』。時代名称の「戦国」の由来ともなったことでも知られている。

この古典は、一般的知名度は高くはないが、隠れた傑作に他ならない。なぜなら、現代のわれわれが直面する組織や対人交渉の問題と、そのまま斬り結ぶ智恵の数々が、そこには収められているからだ。