『孫子』を書いたのは斉の国の出身で、呉という国に仕えた孫武だと言われています。著されたのは今からおよそ2500年前の中国。当時の中国は12の強国が群雄割拠しており、戦争が絶えませんでした。この戦乱時代は秦の始皇帝が統一するまで、約250年も続きます。そんな混乱した時代を背景に孫武の思想は生まれました。
孫子の兵法と聞くと、卑怯な手を使ってでも敵を倒すという好戦的なイメージをもたれている方もいるかもしれませんが、実際は戦う前の段階を非常に重視し、なるべく戦いを避けようとする思想です。しかし、いくら自分が戦いたくない、平和を望むと言ったところで、降りかかった火の粉は払わねばならない。
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