中国に接近する新首相
ギリシャのポピュリズム政権に引導を渡したサラブレッドエリートの“常識人”。
2019年7月の総選挙で単独過半数を取り、政権の座に親EUの新民主主義党(ND)を返り咲かせた新首相は、父が首相経験者、姉は外相経験者、親戚に政界財界の大物が並ぶギリシャ三大名家出身の御曹司だ。しかも米ハーバード・ビジネススクールでMBAを取得し、マッキンゼー・アンド・カンパニーなどで経営コンサルタントとして活躍、英仏独語を操る超エリートだ。自他ともに認める口下手。「常識的手法」で政治に臨むと訴え、法人税・消費税減税を軸とした親企業・市場重視の政策を掲げる。ただ既得権益層とは距離を置く清新さがこれまでのNDとは違う。
ここから先は有料会員限定です。
登録すると今すぐ全文と関連記事が読めます。
(最初の7日間無料・無料期間内はいつでも解約可)
プレジデントオンライン有料会員の4つの特典
- 広告非表示で快適な閲覧
- 雑誌『プレジデント』が最新号から読み放題
- ビジネスに役立つ学びの動画が見放題
- 会員限定オンラインイベント


