代理人かメッセンジャーか

会社を辞めたいが、上司とは話したくない。そうしたニーズを受け、退職代行サービスの人気が高まっている。簡単に辞めさせてくれないブラック企業に勤める人には心強い。もっとも、利用にはリスクがあるようだ。住川佳祐弁護士は次のように指摘する。

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「現在の退職代行業者は限りなく黒に近いグレー。非弁行為に当たる可能性が高く、かえって勤務先とトラブルになるおそれがあります」

非弁行為とは、弁護士にしか許されていない業務を、弁護士資格を持っていない人や法人が報酬を得る目的で業として行うこと。非弁行為を行うと弁護士法72条違反だ。ただし、憲法上の団体交渉権を持つ労働組合は例外だという。