何が勝ち組と負け組を分けるのか。雑誌「プレジデント」(2017年3月6日号)の特集「『働き方』全課題60」では、「超一流の仕事術 全解明」として、より成果を上げるためのノウハウを各方面のエキスパートに取材。今回は、リクルートキャリア・シニアコンサルタントの高橋紀夫氏が「転職できるスキル」について解説する――。

まず、課長級以上の転職では英語でコミュニケーションできることが必要とされます。それに加えて求められるのが実績ですが、特に最近では「問題解決能力」が求められています。

目の前の課題を発見し、周囲を巻き込みながら、効果的な手を打つ。失敗を乗り越え、そこから得た教訓を汎用化する。面接時に、問題を乗り越えた経験を自分の言葉で表現できる人は、内定を獲得できる可能性が高まります。この能力は、面接だけでなく職場でも発揮されるからでしょう。転職希望者のうち約2割がこういう人材です。転職を優位に進めるために、まずはいまの仕事での経験を言語化してみるのをお勧めします。

(構成=荻野進介 撮影=研壁秀俊)
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