何が勝ち組と負け組を分けるのか。雑誌「プレジデント」(2017年3月6日号)の特集「『働き方』全課題60」では、「超一流の仕事術 全解明」として、より成果を上げるためのノウハウを各方面のエキスパートに取材。今回は、人事コンサルタントの高城幸司氏が「外回り営業の辞令」について解説する――。

いまどき「営業」という仕事に価値はあるのか

「外回り」の営業は普遍的な不人気職種だ。その理由は「誰がやっても同じ」と思われているからだろう。付加価値が低く、創造性も求められない。成果を上げるには「根性」で、労働時間を延ばすしかない。そう思われているから、残業に否定的な若者に避けられている。

だが営業という言葉の定義は広い。途上国に数千億円のプラントを売るのも、飛び込みでシュレッダーを売るのも、同じ営業に括られる。それは「お客の接点になる」という点では共通だからだ。どんな会社でもモノを売るのは営業の仕事だ。

(構成=山田清機)
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