何が勝ち組と負け組を分けるのか。雑誌「プレジデント」(2017年3月6日号)の特集「『働き方』全課題60」では、「超一流の仕事術 全解明」として、より成果を上げるためのノウハウを各方面のエキスパートに取材。今回は、ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ ディレクターの榊巻 亮氏が「取引先のワガママ」について解説する――。

"取引先のワガママ"ほど厄介なものはない

どれだけ論理的に説明を重ねても、納得してくれない――。そういう経験はないでしょうか。ひとことでいえば「ワガママ」や「感情的な反対」ですが、軽んじてはいけません。感情ほど厄介なものはありません。できるだけ早い段階で、適切に対処することが重要です。

多くの場合、最初から強い抵抗を示すことは稀です。図にまとめたように、「モヤモヤ」や「違和感」のようなものから、段々とレベルが上がってしまうことが多いのです。