疲れにくい体をつくるにはどうしたらいいか。産業医の岩見謙太朗さんは「タンパク質を意識して摂ることが、疲れにくく回復しやすい体づくりには大切だ。特に午後3時の休憩で、摂ってほしい食べ物がある」という――。
※本稿は、岩見 謙太朗『ハーバード、ペンシルベニア、スタンフォード… 科学的に認められた 疲労回復大全』(実務教育出版)の一部を再編集したものです。
脂質過多になりやすい「高タンパク食」
高タンパク食は、運動能力や姿勢の維持、代謝、体温、血糖値の安定といった疲れにくく、回復しやすい体づくりの「土台」そのものです。
しかし、現代の食生活では、必要量のタンパク質を摂取することが意外と難しくなっています。肉や魚を増やそうと思えば脂質も増えがちで、外食やファストフードに頼ればカロリー過多になりやすいのです。
成人が1日に必要とするタンパク質は、約50~65g。一見簡単に達成できそうですが、3回の食事で実現するのは意外と大変です。
私自身日々の食事をアプリで管理してタンパク質の摂取量を記録していますが、3食だけでは必要量に届かない日が多く、「意識して食べないと不足しやすい栄養素」であることを痛感しています。
また、推奨量自体は満たしていても、「質の不足」が起きているケースも多々あります。タンパク質は、アミノ酸が鎖状につながってできています。「タンパク質不足=アミノ酸不足」なのです。


