2026年6月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。ライフ部門の第3位は――。
▼第1位 「ボディーバッグ」より評判が悪い…休日のイオンで見かける一発で「だらしないお父さん」になるNGアイテム
▼第2位 大事な商談に「ユニクロの定番アイテム」は一発アウト…相手から"だらしない人"認定される3990円の地雷商品
▼第3位 「ああ、疲れた」→「スマホを見ながらソファでゴロゴロ」は三流…一流が実践するさすがの気分転換
※本稿は、大坪拓摩『自分で自分を育てる戦略書』(かんき出版)の一部を再編集したものです。
「疲れた」と自覚したらもう遅い
生産的な習慣を構築するとき、忘れてはならない重要な要素があります。
休息もまた、習慣化すべきものだということです。
多くの人は「疲れたら休めばいい」と考えています。ですが、この発想には構造的な欠陥があります。「疲れた」と自覚した時点で、すでにパフォーマンスは相当に低下しているものです。
そこから休息を取っても、回復には時間がかかり、失われた生産性を取り戻すことは難しい。
レーシングカーのピットインを想像してください。車が壊れてから修理するのではなく、壊れる前に計画的にメンテナンスを行う。だからこそ、長いレースを走り切ることができる。人間の身体と脳も同じです。
疲れを感じたとき、多くの人がやりがちなのが「気分転換」と称してスマホを眺めたり、YouTubeを流し見したりすること。一見、仕事や勉強から離れてリラックスしているように見えます。
しかし実際には、脳はまったく休んでいません。画面から次々と新しい情報が流れ込み、脳は休むどころかフル稼働している。作業に使っていた認知リソースを、別の情報処理に振り向けているだけです。
神経科学の研究によれば、脳には「デフォルトモードネットワーク」と呼ばれる機能があり、これは外部からの情報入力がないときに活性化します。記憶の整理、創造的思考、自己内省といった高次の機能は、このデフォルトモードで行われるのです。
ところが常に情報を入力し続けていると、この機能が働く余地がない。つまり、「休んでいるつもり」で実は脳を酷使し続けているわけです。
「疲れたからスマホを見よう」は、休息ではありません。消耗の延長線上にある行為です。

