「目標を言う」ことで満足してしまう個人・会社

仕事柄、いろいろな方にお目にかかる。経営者やベテランのビジネスパーソンの場合もあるし、若い社会人や、学生さんとも会うことがある。

そんな中、「できる人」と、「できない人」を比較したときに、見分けるための1つの指標になることがある。

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「できる人」の特徴。それはずばり、自分の目標をやたらと人に言わないこと。

逆に言えば、「私はこれを目指しています」「ぼくはこんなことをしたい」と言い続けている人は、結果が出ていないことが多いのである。

なぜ、「できる人」と「できない人」の間に差が生まれるのか? これは学生さんや若い社会人に多いのだけれども、どうやら、目標を言うことで、すでに満足してしまっているようなのだ。しばしば、「ぼくはビッグになります」と言う人がいるけれども、そのような人が実際にビッグになったのを見たことがない。

逆に、何も言わずにコツコツと努力をしている人は、しばらく会わない間に大きく成長して、「大化け」していることもある。

個人だけではない。会社のような組織も、やたらと目標を掲げるよりは、静かにそして地道に仕事をしているほうが、結果として伸びている。

大きなことを言わずに頑張るのは、日本人の美徳のように思っている人たちもいるかもしれない。一方、アメリカには大言壮語する人が多いという印象もあるかもしれないが、実際にはそうではない。