「うっかりミス」は事前に手を打てる
大型連休や年末年始などの帰省シーズンになると予約しにくくなる新幹線の切符。1カ月前から発売されることはわかっていても、まだいいだろうと思っているうちに指定席は満杯。結局、グリーン料金を支払う無駄が生じたり、長い距離を時間をかけて各駅停車の新幹線で移動する羽目に陥ったり――。
プライベートであれ、仕事であれ、そんな“些細な失敗”や“うっかりミス”を繰り返すたび、「事前に何か手を打てたはず」「やっておくべきだった」と後悔の念が募ります。
そうした残念な思いをできるだけなくすための有効な対策が、やっておくべきことをしっかりノートに記して、それを行動につなげる方法です。
やり方はいたって簡単。用意するのは、携帯しやすいサイズのノート。そこに日付を書き、やるべきことをピックアップしてリスト化するだけです。
仕事が立て込んでいないときは、週に1回、たとえば月曜日の朝の仕事前などにまとめてリスト化し、その後、逐次書き加えていけばいいでしょう。やるべきことが多くなると、リスト化することが毎朝の日課となります。
「たったそれだけのことか」と思うかもしれません。しかし、この作業を行うことによって、頭の中が整理されますし、確実にうっかりミスを減らすことができるのです。個人ベースで行える最良のリスク管理といえるでしょう。