「箇条書き」は脳の性質にあわない
みなさんはどのようにノートを取っているでしょうか。おそらくほとんどの人は、「左の上を基点に横書き」もしくは「右上を基点に縦書き」で文字を羅列していると思います。そして、「なにを書くか」にばかり注意を払って、「どう書くか」について意識することはないでしょう。それは「丁寧に端から書く」ということ以外に「ノートの取り方」を知らないからです。「丁寧に端から書く」というやり方は模範的に思えますが、これは「脳の仕組み」から見て、とても効率の悪い方法です。記憶力を呼び覚ます、整理力を発揮する、豊富なアイデアを引き出す……。そのような目的がある場合には、「マインドマップ」と呼ばれる記述法が最も適しています。
レオナルド・ダ・ヴィンチやトーマス・エジソンなど、天才たちのノートにはある特徴があります。ひとつは、独自性。板書の書き写しのようなノートはまず見当たらず、一目見ただけで、その人のノートとわかるものがたくさんあります。つまり天才たちはオリジナルなノートの書き方を自分で編み出しているのです。もうひとつは、脳の働きとノートの連動です。伸びやかな思考がノートの中で表現されています。天才たちのノートは、事柄を記録するものではなく、思考を広げるシンキングツールとなっているのです。
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