月に1200枚の原稿を書き、130人と面会。しかも、1日4時間をインプットに充てるという。効率化し、生産性を高める秘訣とは――。
ベストセラー作家、佐藤優氏の抱える仕事量が尋常ではない。週刊誌やWebに寄稿する原稿の数は月85本。さらに毎月3冊のペースで単行本を出し、約1200枚の原稿をまとめている。インプット量も半端ではない。月に約130人に会い、情報収集のため読書などに毎日4時間は費やしている。
それだけのアウトプット&インプットをこなそうとすれば、綿密なスケジュール管理や情報管理が必要になるだろう。しかし、佐藤氏が普段使用しているのはノート1冊だという。
「締め切りやアポの予定、電話の内容を書き留めたメモや次の単行本の構想まで、すべて1冊のノートに記録しています。自分が何をしたか、これから何をしなくてはいけないのかは、ノートを見ればすぐにわかります」
ノートのほか、アポの時刻や場所といった細かな予定や、半年先の講演会など中長期の予定は、手帳を活用している。デジタルツール全盛のいま、ノート&手帳といったアナログツールでどのように生産性を高め、時間を有効活用しているのか。そのテクニックを覗いてみよう。