「小池百合子さんはいかがでしょう」

雑誌・プレジデントで連載中の「池上彰のトップの読書術」は、ジャーナリスト池上彰さんとトップリーダーが「読書」をテーマに対談するもの。どんな本を読み、どう仕事に生かしているか。おなじみの池上節で鋭く切り込みます。

取材に向かう車中、対談相手について話していたとき、池上さんから小池都知事の名前が出てきました。

池上さんがリクエストすることはないのですが、ご指名とは珍しい!

「先日、テレビ番組の収録で知事と対談したんですが、そのなかで『孫子の兵法』について語っていたんですよ」

「選挙や都政運営に『孫子』を参考にしている」という話が印象に残ったという池上さん。小池都知事の「アタマの中」をもっと覗いてみたいとおっしゃいます。

政治家とジャーナリスト。最も勢いのある者同士の『孫子の兵法』対談は、こうして実現しました。

対談で、まず小池都知事が引用したのは、この部分。

――戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり

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「孫子の兵法は、いかにして戦うかという話ではありません。戦わずして勝つ。力をぶつけることより、相手の力を利用することを考える。合気道や少林寺拳法に近いかもしれません」と小池都知事が言えば、池上さんは「すでに小池さんに気圧されて戦う意欲を失った方が何人も出ていますね」と返す。

東京都庁の一室で繰り広げられる『孫子』の解釈、そして実践法の交換会。小池都知事と『孫子』の出合いは、なんと小学生時代だったそうです。

対談の様子は、プレジデント最新号「孫子入門」特集の巻頭に掲載しています。

働き方、生き方に大きなヒントをくれる『孫子』。愛好家がどのように実践しているのか、おわかりいただけると思います。ぜひご一読ください。

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