日本の家電業界と言えば、往年の輝きはすっかり消え失せ、衰退産業とみられている。しかし、実は今後、日本のメーカーがグローバルで業績を拡大していく見込みのある分野がある。エアコンなどの空調機器だ。
近年の温暖化による世界的な猛暑の発生などで、これまで空調があまり必要とされてこなかった地域でも需要が高まってきており、新興国も経済発展によって空調が普及しつつある。その上、欧米など先進国を中心に環境規制も強化されてきており、高い省エネ性能を誇る日本製のエアコンが注目されているのだ。
たとえば米国では、家全体を冷やすユニタリーエアコンが主流だが、部屋ごとの温度管理が難しく、効率も悪い。日本のインバータエアコンは、モーターの運転を細かく切り替えて電力消費を抑え、きめ細かい温度制御が可能なので快適性も高い。省エネ、性能の点で優位性がある。
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(構成=衣谷 康)


