大手家電メーカーが軒並み苦戦を強いられている中、ごくごく小規模なメーカーが元気だ。なぜ彼らは少人数で革新的な製品を生み出し、ヒットにつなげることができたのか。その秘密に迫る。

ダニを除去して生活の質を向上

レイコップ創業者 リ・ソンジン氏
手前がスタンダードモデル「レイコップRS」。28380円(税別、メーカー希望小売価格)

ふとんクリーナー「レイコップ」は、最初からターゲットが「アレルギー患者」と明確だった製品だ。現在世界24カ国で300万台、日本国内で150万台以上の累計販売台数を誇るヒット商品になっている。

アイデアの主は内科医でもあるレイコップ・ジャパンのリ・ソンジン氏。着想を得たのは韓国の病院に勤務していたときだった。

「医師として大事なことは患者の病気予防です。当時、病院にはアレルギー患者が急増していました。アレルギーの原因として一番多いダニを除去できれば、アレルギー患者の生活の質は向上します。そこでふとんのケアができる製品がないかネットで調べてみると、当時はありませんでした。ならば私がその製品をつくろうと思ったのです」