日清食品の「カップヌードルリッチ」が好調だ。今年4月の発売後1カ月で600万食を販売。売れすぎたためか、現在はあまり店頭で見られなくなったが、日清はシリーズの第2弾、第3弾を考えているだろう。

日清の狙いは明確だ。カップ麺の主要な消費者ではなかった女性やシニア層をターゲットにして、新たな需要を掘り起こすことだ。昨年、カロリーと脂質を抑えた「カップヌードルライトプラス」を投入して女性の心をつかんだ。リッチではシニア層を意識して開発したが、結果として女性も含めた大ヒットとなった。

(構成=衣谷 康)
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