昨年は訪日外国人によるインバウンド特需で活況を呈した化粧品業界。しかし、それにも陰りが見えてきている。

化粧品の場合、訪日外国人の中でも中国人による購買が大きい。よって、訪日外国人総数よりも訪日中国人数のほうが重要度は高い。

その訪日中国人数が、今夏は昨年同時期と比べ、伸び幅が小さくなりそうだ。中国人観光客の誘致は韓国と競合する面があるが、昨夏は韓国でMERS(マーズ)の流行があり、それが日本有利に働いた。今年は、そういった特別な事情がない。

(構成=衣谷 康)
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