意見の数と発言回数はイコールがベスト

意見の数と発言回数はイコールがベスト

会議では声が大きい人が勝つ傾向にありますが、これは主催者にとって切実な悩みの一つでしょう。というのも、声の大きさは、必ずしも意見の質や量と合致していないからです。

とくにその傾向が顕著なのは、発散系の会議です。本当はいいアイデアをたくさん持っている人がいるのに、主張が強い人に遠慮して、発言を控えてしまう。かといって、一人ずつ順番に発言の機会を与えるやり方もお勧めできません。アイデアを持っていない人に機会を与えれば、それだけアイデアを持っている人の発言の時間が削られてしまうからです。

発散系会議の理想は、持っているアイデアの数と発言機会が比例していることです。そこで活躍するのが、「場所、機材」の個所でも紹介した付箋紙です。付箋紙一枚に書ける量はみんな同じなので、声の小さい人も気兼ねなくアイデアを書けます。アイデアを数多く持っている人はその数に応じて複数枚を書けばいいし、ない人は無理して書かなくてもいい。埋もれがちだったアイデアも、こうした工夫で漏れなく拾うことができます。

(構成=村上 敬)