スポーツテクノロジーを駆使して開発されたアウトドア衣料を、アウトドア以外の場所で目にする機会が増えてきた。旅行用として、近場のハイキング用やお散歩用の服として、ときには通勤用の服として、速乾性や吸汗性に優れたインナーウエアやTシャツ、防水性や防風性の高いジャケットは幅広いシーンで引っ張りだこだ。

小田急百貨店新宿店では、スポーツ売り場に並ぶ高機能アイテムを旅行用として提案。

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背景にあるのは、アウトドアメーカーの変貌だ。各メーカーとも女性需要を獲得しようと女性専用サイズを投入し、マーケティングにも力を注ぐ。

ザ・ノース・フェイスブランドを日本で展開するゴールドウインは、昨年から企画チームに女性を登用。「体の線を隠しつつ美しく見せたい」という女性の繊細で複雑な要望に応える商品開発を進めている。コロンビアスポーツは、日本独自仕様としてボーダーや柄物を増やし、昨年の女性用衣料の売り上げは前年比20%増を達成した。普段の生活を快適に過ごせるアイテムとしてトラベルラインを強化しているのは、フランスのラフマだ。

(撮影=向井 渉)