――銀座プロジェクトの位置づけは。

【大隈】中央通りにブランド店が集中している。それを逆手に取ってどう特徴を出すか。例えば、ロッテの免税店を入れて、インバウンド需要も取り込む。イベント空間でいろいろなコンテンツを常時発信していく。従来のブランド店が固定している商業施設とは違うものにしたい。

――東急プラザ跡地など渋谷の再開発も動いている。

【大隈】渋谷の再開発は、「東急プラザ」「桜丘」「道玄坂」の3つの案件が20年までにすべて開業するスケジュールで動いている。現在では地元の方々と協力しながら、取り組めるようになり、順調に進んでいる。

――20年以降の見通しは。

【大隈】人口減少という大きな流れは止められない。ただ、東京の都市事業の観点では、人口、世帯数ともにまだまだ流入がある。悲観はしていない。お客様の立ち位置が変われば、新たなサービスの需要が生まれる。インバウンド、シニア層など新しい芽はまだたくさんあるはずだ。

東急不動産ホールディングス社長 大隈郁仁
1958年、広島県生まれ。82年横浜市立大学商学部卒業後、東急不動産入社。2008年執行役員ビル事業本部長、11年取締役経営企画統括部統括部長、13年東急不動産HD取締役執行役員就任。15年4月より現職。

出身高校:広島修道高校
長く在籍した部門
:都市事業部門
座右の書(または最近読んだ本)
:『雲霧仁左衛門』
座右の銘
:One for all, all for one
趣味
:ドライブ、音楽鑑賞、旅行