通学型の「リアル」。主流となりつつある「オンライン」利用型。あなたの目標を確実に達成へと導く英会話学校は、どちらのタイプか――。

自由に話すだけの学校や講師はダメ

いまやビジネスマンにとって「英語ができる」「できない」は、死活問題。そのため、勤務前後にせっせと英会話学校へ通ったり、TOEIC試験に向け、自宅で独習を重ねる人も多い。しかし、英会話学校を利用し学習をはじめたものの、「挫折した」「レベルアップしなかった」「経済的に継続が厳しい」という声も多く、英語習得へのジレンマがあるのも事実のようだ。

そこで、英語学習を効果的に持続するため、各自に合った英会話学校の選び方、使いこなすコツを、語学学習のエキスパートでもある達人2人に聞いた。また、1000人アンケートの結果を基に、利用者の多かった英会話学校の評価ランキングや、データを掲載。英会話学校選びの参考にしてほしい。

英会話学校の選び方について、長年にわたり日本人の英語学習を見つめてきた、ジェームス・バーダマン早稲田大学教授は「レッスンプランのない学校はダメ」と断言する。

「宿題がない、予習がいらない授業は自分のためにならない。レッスン時間はひとりで練習した成果を披露する場。自由に話すだけなら外国人の友人をつくったほうがいい」(バーダマン教授)

また、講師の選び方についても、「発音や会話のスピードが自分のレベルに適切か。英語にすぐに反応できない場合でも、間を取ってくれるか。さらに、間違いをいちいち指摘するのも、生徒のやる気をそぐ原因に。ほどほどの直しで、大切なところだけを的確に説明してくれる講師のほうが上達する」と語る。つまり、いい学校や講師というのは、しっかりと予習をさせ、かつ生徒のレベルに合わせて指導できるのだ。

「先生がキレイ、カッコイイも、モチベーションにつながる。が、英語を教える能力と豊富な経験を持つ講師を選ぶことが最重要」(同教授)

しかし、こうした能力と経験を兼ね備えた講師は、英会話学校では満足せず長続きしないのが現状。ならば、「少なくても指導できる『先生』であることが最低条件」とバーダマン教授は語る。