2014年上半期の自動車販売台数は、トヨタ自動車が509.7万台で3年連続の首位。しかし、独フォルクスワーゲン(VW)が506.6万台と、その差わずか3万台まで肉薄している。VWが中国など新興国市場で大きく勢力を伸ばしている現状をみると、今年中に世界トップの座は交代することが濃厚だろう。
トヨタの豊田章男社長は、台数は追求しないと明言し、堅実経営に舵を切っている。だからといって、この首位陥落を甘くみてはいけない。
いま起きているのは、自動車業界の世界的なパラダイムシフトだ。長らく続いたGMやフォードなどによる米国覇権の時代を、日本勢はトヨタ生産システムなどの日本式イノベーションで覆した。そこに欧州勢はM&A戦略、マルチブランド戦略、プラットフォーム戦略など大胆な方策を打ち、いまそれが花開いている。
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(構成=衣谷 康)

