生命保険協会が発表した2014年7月の保険料収入は、前年同月比4.3%増の2兆9588億円と、4カ月連続で前年実績を上回った。好調なのは、貯蓄型の個人向け年金保険などだ。
全体として、保険加入者数は堅調に推移しているが、その中身は数字ほどよいわけではない。貯蓄型の年金保険などは、数十年分の保険料が入ってくるので売り上げとしては上がるが、収益性は高くない。一方、従来の掛け捨ての保障型保険は、売り上げは少ないが収益性は比較的高い。率直にいうと、収益性の高くない貯蓄型が売れて、比較的収益性の高い保障型の売れ行きが伸びていないというのが実情だ。
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(構成=衣谷 康)

