12球団でただ一つ「独立採算」の不利

広島出身の私にとって、今年のプロ野球はとても面白い。もちろんそれは、広島東洋カープが優勝争いに加わっているからだ。最後にカープがリーグ優勝したのは、1991年のこと。12球団でもっとも優勝から遠ざかったチームとなってしまった。今年はまさに悲願の優勝がかかっている。

そんなカープで注目されているのが、「カープ女子」だ。この言葉がはじめてメディア上で使われたのは、昨年9月30日放送のNHK『ニュースウオッチ9』である。それは、カープがなんとか3位となり、クライマックス・シリーズへの出場を決めた直後のことだった。