いまやアウトドアを楽しむ女性の間では当たり前の存在となった山スカート。2年前までは“ありえない”ファッションだったこのスタイルがなぜ人気を集めるのか。男くさいアウトドア用品メーカーが女心をつかむまでを取材した。

常識外れのちゃらいファッションが定番になるとき

「山を舐めているのか!」

2008年、デサントでアウトドア商品の開発を担当する下平佳宏氏が山スカートのアイデアを社内に提案したときに上がった言葉である。すでにこの時期、他社が販売してはいたものの、その成果は微々たるもので、登山にスカートという出で立ちは「ありえない」スタイルだった。