孫正義氏がこれまでに経験したタフな場面をケーススタディの形で完全再現。
あなたは正しい判断を下せるだろうか。
Q. 入院中に部下20人が離反、競合会社設立
3年間の入退院を繰り返した後、画期的な治療法をみつけ、1986年に完全復帰を果たす。その直後、社内から離反者が出て、競合会社を設立するという事件が起きた。A案は、裏切りに対する強硬策。B案は、損害を最小限に抑える懐柔策。【A】去る者は追わず【B】慰留に努力する(正答率70%)
部下の裏切りや離反。残念ながら、会社を経営していると、こういう事件も起きます。
1986年のソフトウィング事件は、メディアに対して話したことはほとんどありません。僕自身としても、あまり思い出したくないエピソードです。
孫正義氏
当時、パソコンソフト業界は500億円規模。日本ソフトバンク(当時)は業界1位でした。だが我々の成功を妬む人間もいたのでしょう。信頼を寄せていた役員を含む約20人の部下たちが、アスキーなどから出資を受けて、ソフト流通会社ソフトウィングを立ち上げたのです。競合会社の設立前までに、社内で不穏な動きがあることは、僕の耳にも届いていました。
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