AIに「弁護士かつ紳士」を演じさせる

〈あなたは不動産取引に精通した弁護士、かつ丁寧な紳士です。以下の要素を盛り込み、仲介担当者に送る「買付申し込みメール」を書いてください。

①感謝と熱意:物件を大変気に入っており、購入する強い意志があること。
②事実の提示:本日確認した「屋根の剥離」と「外壁のクラック、チョークの付着」について、専門的な修繕が必要である点。
③数字の根拠:近隣相場と修繕見積もり(余裕をもって概算300万)を鑑みると、現状のままでは予算が成立しないこと。
④提案(指値):2480万円であれば、ローン審査も問題なく、即決で契約に進めること。

重要:決して失礼にならないよう、しかし「この価格でなければ買わない」という断固たる決意が伝わる文面にしてください〉

生成されたメール文面を見て、私は思わず「うわっ、えげつな……」と呟いた。そこには、私の弱気な性格など微塵も感じさせない、プロの投資家のような言葉が並んでいた。

プロンプトの入力から、このメール文面が生成されるまで約3分。300万円を動かすメールが、カップラーメンのできあがりを待つ時間で完成した。

300万円を動かしたメールの「全文」

【生成されたメール】

〈件名 買付申込のお願い(○○物件・2480万円)

○○不動産

○○様

お世話になっております。

本日はご案内いただき、誠にありがとうございました。

ご紹介いただいた○○の物件につきまして、家族とも相談のうえ、ぜひ購入したいと考えております。

立地や全体の雰囲気も含めて大変魅力を感じており、私としては強い購入意思をもって本メールをお送りしております。

もっとも、本日現地にて確認した屋根の剥離、ならびに外壁のクラックおよびチョークの付着につきましては、いずれも今後の居住にあたり看過できるものではなく、専門的な補修・修繕が必要な状態であると認識しております。

これらを踏まえますと、購入後に相応の修繕費用が発生することは避けられず、概算でも300万円程度は見込む必要があると判断しております。

加えて、近隣相場も踏まえて総合的に検討した結果、現状の価格のままでは当方の予算計画が成立いたしません。