積み立てと言っても預金ではない

この「NISA」で人気なのが、「積立NISA」。毎月決まった額の投資信託を積み立てていくものです。

「積立」と聞くと、多くの人は「積立貯金」を連想し、少しずつ増えていくというイメージを持っているのではないでしょうか。実際に、金融庁のホームページには、月々の積立金額と想定利回りと積立期間を入れると、自動的にいくらになるか計算できるシミュレーターがあります。例えば、毎月3万円を想定利回り3%で20年間預けると、将来981万円になると出てきます。

ただ「積立」とはいえ投資商品なので、実際には運用の結果がマイナスになることもあるでしょう。けれど、このシミュレーターには「マイナス」が入らない。これだと、積み立てたものは増えこそすれ目減りするなどとは誰も思わないでしょう。確かに読みにくい小さな字で「内容の正確性、完全性、信頼性等を保証するものではありません」と書かれていますが、国がすすめるのですから、むしろ目減りのリスクについては大きく書いておくべきでしょう。