60代後半でも約半数の人が働く

また、60歳や65歳で定年を迎えたからといって、すぐに収入がなくなるわけでもありません。現在の日本では、60代後半の男性の約6割、女性の約4割、そして70歳を過ぎても男性の約4割、女性の約3割が元気に働いています。

働き続けることで、年金に加えてプラスアルファの収入が入ってきます。そうすれば、資産形成のために無理なリスクを抱えなくても、十分生活ができます。しかも、仕事でいい環境に恵まれれば充実感も得られるでしょう。

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投資はギャンブルだと思え

もちろん、お金が余っているというのであれば投資をしても、競馬やパチンコをしても、それは自由なお金の使い方です。

そう言うと「投資を競馬と一緒にするな」と言う人もいるかもしれませんが、本質的には似たようなものだと私は考えています。

競馬にしても、熱心な人は馬の血統を調べ、パドックまで足を運んで馬の体調を確かめた上で馬券を買います。それでも外れる時は外れる。投資も、どれほど調べても予測がつかないという意味では同じです。余裕のあるお金で、そのプロセス自体を楽しむ分にはいいことだと思うのです。

投資の上限額を決め、その範囲で

もし投資を始めるのであれば、自分一人で勝手に決めず、家族にもしっかりと相談しておくべきです。そして、何より大切なのは「投資専用の口座」を作ることです。

例えば500万円と決めて、その口座の中だけでやりくりをします。そして、もしそのお金が底をついてしまったら、そこでもう終わりにするのです。「自分には才能がなかった」と認めて、二度と手を出さないという潔さが必要でしょう。逆にうまく儲けることができれば、それはプラスアルファの収入として楽しめばいいのです。

結局、投資に伴うストレスも楽しいと思えるかどうかということです。負けても「いい勉強になった」と喜べるくらいでないと長続きしません。

中には、定年退職したら本格的に投資を始めようと考えている人もいるでしょう。

それを楽しみにしているなら、今のうちに専用の資金をしっかり分けて取っておくか、あるいは少額で「練習」をしてみるのがいいかもしれません。

本番でいきなり大きな失敗をしないためにも、まずはリスクの感覚を肌で知っておくのがいい経験になるはずです。