平日の仕事後に仕事モードから離れ、心身をリフレッシュするにはどうすればいいか。クロスリバー代表の越川慎司さんは「世界の一流と呼ばれる人々は、退社後に『仕事時間』から『自分時間』へと切り替えるため定期的に通う場所がある。グーグル共同創業者のセルゲイ・ブリンは仕事終わりに特殊な運動に没頭し、それが自身の創造性につながると述べている」という――。
※本稿は、越川慎司『世界の一流は「平日」の夜に何をしているのか』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
欧米人が平日の夜に入れている具体的な予定
多くの日本人は、平日の夜に特段の予定を入れない傾向にあります。弊社の2024年の調査では、平日の夜に仕事以外の定期的な予定を入れているビジネスパーソンは、全体の19%にとどまっていました。
これに対して、欧米のビジネスパーソンは、平日の夜に具体的な予定をあらかじめ組み込んでいます。
彼らは、火曜日は語学学校、水曜日はジム、木曜日は友人と食事といった具合に、自身のスケジュールを確定させています。
日本人が平日の夜に予定を入れられない主な理由は、日々の業務の終了時刻を予測しにくい点にあります。
例えば、18時に確実に退社できるという確信が持てない状況では、夜のジムや習い事に申し込むことは困難です。
万が一残業が発生した際に、予約をキャンセルしなければならないという不安が、新たな予定を入れることに対する強い抑止力として働いています。
前出の調査では、平日の夜に予定を入れない理由として、67%の人が「残業になるかもしれないから」と回答し、これが最も多い結果となりました。
次に多かった理由は54%の人が挙げた、「疲れていて、出かける気になれないから」という回答です。
さらに38%の人は「そもそも、平日の夜は家で過ごすものだと思っている」と答えており、個人の心理や意識も予定を阻む要因となっています。

