「でも」「しかし」はなるべく避ける

論破することは相手のプライドを傷つけ、さらに激しい反発を生み、「みんなの前で恥をかかされた」とあなたのことを尊敬するどころか、嫌いになるのです。

弘兼憲史『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力』(主婦と生活社)
弘兼憲史『「まだ働かなきゃダメなんですか?」60歳からでもバリバリできる仕事力』(主婦と生活社)

ですから論破するというやり方よりも、共感力を身につけて、「なるほどね。ここをこうしたらもう少し効率がいいかもね」 「こうしたほうがきっと良くなると思うんだ」と、柔らかい言い方で、相手を傷つけないように少しだけ意見するように心がけましょう。そうすると相手も意見に反対されているとは思わないでしょう。

「それはやったらダメだよ」「でも」「しかし」のように否定をしてしまうと、人間関係がうまくいかなくなる可能性があります。

僕の場合、スタッフが失敗したときは「よくあることだよ。ドンマイ!」と声をかけるようにしています。するとその人も気が楽になり、「すみません」と言いやすくなります。

とある海外の著名人が「これをやると明日はもっと良くなる」のようなことをよく言っていますが、こういった言葉もいいと思います。人心を掌握するには、会話する相手と同じ目線で話をすることが一番です。上から目線で命令口調だと話を聞く気が失せます。

「負けるが勝ち」という言葉があります。自分のほうが正しいと主張したくても、そこはぐっと我慢してあえて譲ることで、得られるものがたくさんあるのです。

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