仕事の評価は「人望」で決まる

長いサラリーマン人生を歩んでいると、人をうらやましいと思うこともあるのではないでしょうか。同期入社で学歴や見た目、これまでの実績という点で自分と大差ないはずなのに、なぜか会社でいつも人の中心にいて、気がついたら出世しているという人を目にしたことがあると思います。

人事の評価は、仕事の成果だけではありません。人望があるかどうかも重要なポイントです。

上司や部下に好かれるための大事な要素は、明るさといつも笑顔でいることだと思います。ソフトバンクグループ代表の孫正義さんは明るくて笑顔も可愛らしい方です。そして上の人に対して物おじせずに話をする。それが的を射ていると、上の人からも面白いやつだと新鮮に感じられ、興味を持たれるのです。

そして60歳以上の人に職場で求められているのは、何といっても「経験」です。

「老人力がついてきた」という言葉は、老化というネガティブな思考をポジティブに変換する魔法のフレーズですが、実はその表現に、年配者の経験や知恵も含まれていると思います。

考えるビジネスマン
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「失敗談」こそ若い人に刺さる

僕は、人間とは補完し合う関係だと考えています。「若者と年配者」という関係も、足らないものを補い合うものになると思います。年配者は経験が豊富ですから、その経験を生かしてみましょう。若い人が困っているときは、自分の失敗談を交えながら優しく道を示してあげるといいでしょう。

失敗談というのは、成功談よりも、若い人の心に響くと思います。自分が成功したときの話は、自慢話に聞こえるのでタブーです。「自分はこういうことで失敗したから、違う方法がいいかも」と教えてあげるのは非常にいいことだと思います。

愚痴や不満は絶対に口にせず、めったに怒らない。さらに一緒の目線で話してくれる人は部下に好かれます。

『会長 島耕作』特別編で会長時代の島耕作が、「愚痴や不満は口にしない。そこからは何も生産的なものは生まれない」と言った話があります。これは島の性格を表しているセリフであり、僕自身が思っていることでもあります。

運が強い人というのは、努力の結果、運がついてくると思っています。どんな仕事でも嫌がらず、大変なことも率先して行っています。

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は大成功を収めているのに、周りから一切ねたまれていない。それはなぜかというと、グラウンドのゴミ拾いやLAの山火事救済活動への寄付などを意図的ではなく、自然に行っているからです。人が見ていないところでも善行を働く。こうした行動が好かれないはずはありません。

その頑張りを神様は見ているから、どんどん運が強くなるのではないでしょうか。今からでも遅くはありません。ぜひあなたも大谷選手の姿勢を学んでください。

何事も、謙虚が一番なのです。