パートナーとの仲を保つためには、コミュニケーションの質を高めるべきだと考える人は多いはず。だが、脳の専門家はそれを誤解だと指摘する。夫婦仲の維持に必要な「脳」の整え方とは何か。

「最近、意見が合わない」は脳の常識では当たり前

夫婦間の喧嘩や衝突は、なぜ起こるのでしょうか。

一般的には「コミュニケーション不足」「価値観のズレ」「リスペクトの欠如」「倦怠期」といったことが挙げられますが、脳科学の観点から見るとこれらはすべてきっかけにすぎず、本当の原因ではないと考えられます。実は、夫婦仲の問題の根底には、脳の生理学的背景があるのです。

生理学的背景、というと難しく聞こえますが、そんなことはありません。いわば「夫婦そろって脳がきちんとパフォーマンスを発揮できる状態にあるかどうか」ということです。