国民を騙す詐欺的なウソ
そもそも減反についての理解が完全に間違っている。半世紀に及ぶ減反の歴史についても不勉強である。
潜在的な生産力(例えば1000万トン)に対して実際の生産量を(例えば700万トンに)減少させることが減反である。その生産量がある年650万トンで翌年700万トンに増えても1000万トン以下にするなら、それは減反である。過去の減反の歴史でも生産量を増やしたことはあった。
また、これまで、「需要に応じた生産」という場合の“需要”とは、本来、主食用のコメの需要である。その価格を維持するために減反してきたのである。
その“需要”を主食用に輸出用等を含む需要にすり替えて、需要が増えるから減反ではないと主張しているのだ。これは詐欺師の主張である。
鈴木大臣はメンタル最強
これまでは主食用のコメを減産するので減反だが、主食用のコメは減産しても他用途米を加えるとそれより生産が増えるので減反ではないと言うのだ。しかも、この他用途米もこれまで生産されてきたものである。
例えて言うなら、これまで対象としてきた白いコメ(700万トン)だけではなく赤いコメ(50万トン)も対象に加えるから需要が700万トンから750万トンに増えるので、これまでの政策と異なり減反ではないと言う。これは、ペテンとしか言いようがない。このような主張を臆面もなく堂々と行うことに、鈴木氏のメンタルの強さが表れている。私だったら、とてもできない。
上の例で、仮に、他用途のコメの需要が30万トンに減少した場合、他用途米を含めたコメの総生産量は750万トンから720万トンに減少する。この場合は生産が減るので減反というのだろうか?

