※本稿は、青木厚『「空腹」は最高の健康習慣』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。
毎日のお風呂で基礎代謝を上げる方法
私には、16時間断食以外にも、ずっと継続している健康法があります。それは「COOLアタック」というもので、入浴時に、20秒×3回、シャワーの冷水を浴びるという健康法です。シャワーはごく普通のもので、水も水道水です。冷水をかける範囲は、首から肩周辺だけでかまいません。かなりおすすめなので、是非、お伝えしたく思います。
この健康法に取り組む前の私はよく風邪を引いていたのですが、この入浴法に変えて半年ほど経つと、風邪を引くことはなくなりました。また、基礎代謝量が増えたことで体脂肪率も低下し、4.1%になりました。もちろん16時間断食の影響もあったと思いますが、16時間断食だけでは、ここまで体脂肪率を減らすことはできなかったでしょう。
この健康法は、オランダ人ヴィム・ホフ氏が提唱している「コールドトレーニング」をヒントにして考案したものです。「コールドトレーニング」は冷水シャワーを浴びて、免疫細胞や褐色脂肪細胞(脂肪酸やブドウ糖を燃焼させて体を温める脂肪)を活性化させるというものです。さらに、日本には以前から裸足が勧められていたり、冬に乾布摩擦を行なう習慣があります。
20度の冷水で病気に負けない体をつくる
神奈川県相模原市、愛知県岡崎市などでは、毎年1月に寒中水泳のイベントが実施されています。フィンランドにも、高温のサウナに入った後、凍った湖の氷を割って入るというイベントがあります。私は右記のような慣例から、“寒冷”が健康のカギになるのではと考え、さまざまな論文を読み、寒冷刺激に確かな効果があることを知りました。
そして「COOLアタック」というメソッドにまとめ、『青木式 すごい「感冷」健康法』という本まで書きました。本のタイトルを見て、「寒冷」ではないのか、と思った方もいるかもしれません。実は大切なのは、ものすごく冷たい水を浴びることではなく、冷たいことを「感じる」ことなのです。
私たちの体は、「冷たい」と感じると交感神経が働いて、細胞が活性化するのです。COOLアタックは、私たちの体にある約37兆個の細胞の中でも、特にがんや感染症などに抵抗する免疫細胞と、基礎代謝に関わる褐色脂肪細胞の活性化を促すものです。そのためには、冷たいと「感じる」ことができれば十分なので、入浴時に浴びる冷水の温度は、20度程度でかまいません。
COOLアタックにより免疫細胞が活性化すると、免疫機能が強くなり、
・がんにかかりにくくなる
・細菌やウイルス性の病気にかかりにくくなる
・感染症を患っても軽症ですむ
などの効果が期待できます。

