冷やすと太りにくい体質になる理由

さらに、COOLアタックは基礎代謝量も高めることができます。呼吸や心拍、体温調節など、生きているだけで必要になるエネルギーを消費することを基礎代謝と呼び、そのときのエネルギーは日本人の成人で1日1200~1500キロカロリーといわれています。

この基礎代謝量が低下すると、体温が下がり、血流が悪くなります。すると臓器などの調子も悪くなってしまいます。さらに、免疫機能を持つ細胞が全身に届きにくくなります。しかし、COOLアタックを行なえば、肩甲骨付近の褐色脂肪細胞を活性化させることで、基礎代謝量を高めることができるのです。

そして、基礎代謝量が高まると、太りにくい体質となり、糖尿病を改善させることもできると報告されています。また、基礎代謝量が高まることにより、深部体温が高くなります。そうすると血管が拡張し、血流がよくなって、栄養や酸素や熱を体の末端まで運べるようになり、体の各器官がしっかり働くようになるのです。

※写真はイメージです
写真=iStock.com/78image
※写真はイメージです

COOLアタックが免疫細胞と褐色脂肪細胞に働きかけることで体が活性化するしくみについて、もう少し詳しく説明しましょう。まず、免疫細胞の話から。私たちの体を守ってくれる免疫は、自然免疫と獲得免疫の2種類に分かれています。自然免疫は、私たちの体が生まれながらにして備えている機能です。

がんやウイルスも撃退してくれる

侵入してきた病原体や異常になった自己の細胞(がん細胞)を、いち早く感知して排除してくれます。マクロファージや好中球などの貪食どんしょく細胞が病原菌を取り込んで消化し、NK細胞はがん細胞やウイルス感染細胞を選んで認識し、攻撃するのです。そしてCOOLアタックは、このNK細胞を活性化させるのです。

「NK」というのは「ナチュラル・キラー(natural killer)」のことで、「生まれつきの殺し屋」のこと。全身をパトロールしながら、がん細胞やウイルス感染細胞などを見つけ次第攻撃するリンパ球です。

一方、もう一つの獲得免疫は、一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入されたときに素早く対処するという機能です。一度かかった病気にかかりにくいのは、獲得免疫が抗体を作ることで、「抗原」となるウイルスを撃退してくれるからです。

COOLアタックは、獲得免疫に関わる免疫細胞のうち、キラーT細胞を活性化させます。キラーT細胞は、ヘルパーT細胞という細胞から指令を受けて、ウイルス感染細胞やがん細胞を破壊することができる細胞で、NK細胞と同じく殺し屋のような細胞です。