食事を我慢せずに痩せる方法がある。それは、腹持ちのいいたんぱく質と、「お腹の掃除役」である食物繊維を十分に摂ることだ。明治大学教授の堀田秀吾さんと医師の木島豪さんの共著『科学的に実証された 超ダイエット習慣大全』(Gakken)より、一部を紹介する――。
「お腹いっぱい」なのに1日575kcal減
「食事量を減らすのがつらい」という方に、ぜひ知ってほしい考え方があります。食べる量をほとんど変えずに、摂取カロリーを大幅に下げる方法です。「エネルギー密度(1gあたりのカロリー濃度)」を下げるという発想となります。
エネルギー密度とは、食べ物1gあたりに含まれるカロリーのこと。チョコレートは約5kcal/g、白米は約1.7kcal/g、きゅうりは約0.1kcal/g。
同じ100gでも、何を食べるかによって摂るカロリーは50倍近く変わります。胃袋が感じる「重さ」や「かさ」はほとんど変わらないのに、です。
ペンシルベニア州立大学のロールズらは、24名の若い女性を対象にクロスオーバー試験を行いました。同じ食事メニューを好きなだけ食べてよい条件で、「通常版」と「エネルギー密度を25%下げた版」の2パターンで2日間ずつ食べてもらいました。
その結果、エネルギー密度を25%下げただけで、摂取カロリーが1日あたり575kcalも減少したのです。これは24%減という大幅な削減です。
しかも、空腹感や満腹感の評価は両条件で変わりませんでした。「お腹いっぱい」という感覚を保ったまま、カロリーだけが減っていたのです。

