初心者は「体を温める」ことから始める

さて、COOLアタック、やってみたいなと思われましたでしょうか?興味を持たれたら、是非、次のようなやり方で、実践してみてください。まず、湯船につかるなどして体を温めます。そして1回目のシャワーを20秒当てます。

その後は、再び体を温めたり、体を洗ったりして、気が向いたタイミングで2回目の20秒シャワー。その後も同じで、お好みのタイミングで20秒シャワー。これでお風呂から上がってもいいですし、もう一度湯船につかってもかまいません。要は、最初に体を温めることさえ行なえば、あとはお好きなように3回冷水を浴びればいいのです。

実は私はもう、最初の「体を温めるプロセス」を省いてしまっているのですが、初心者の方にはおすすめしません。さらに、必ず20秒×3回を守らなければならないわけでもありません。30秒×2回でも、1分間×1回でもOKです。20度という温度は、さまざまな論文から、私が最適であると判断した温度です。

水道水の温度はだいたい20度に近く、蛇口から出てきた水をそのまま浴びればよいでしょう。秋から春の時期はもう少し温度を上げてもいいくらいです。ただし、もし、20度でもストレスになるのなら、水温を上げてください。

高血圧や糖尿病、高齢の方は要注意

COOLアタックは「がまんするのはダメ!」なのです。ご自分が「冷たい」と感じられれば、寒冷刺激となるのです。

『「空腹」は最高の健康習慣』
青木厚『「空腹」は最高の健康習慣』(PHP研究所)

1分というのにも理由があります。「1分弱の寒中水泳が、ノルエピネフリン濃度を上昇させる」という論文があったのです(バーバラ・キャノン博士などの論文《Brown adipose tissue: function and physiological significance》)。ノルエピネフリンはノルアドレナリンの別名で、体がストレスを受けると分泌されます。

1分間の寒中水泳で体がストレスを受けるのなら、褐色脂肪細胞も1分間のストレスで活性化するだろうと考えました。是非、多くの方に毎日続けていただきたいのですが、高血圧や糖尿病などの動脈硬化性疾患を持っている人や、高齢の方、体調を崩している方は要注意です。

急激な温度変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患を引き起こすヒートショックが起こる可能性があります。急激な温度変化による体の変調に気をつけて、無理することなく実践してみてください。

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