ホットコーヒーが午後の仕事を遅くする
あなたは、アイスコーヒーとホットコーヒー、どちらが好きですか?
私は、ホットコーヒーが大好きです。
温かい飲み物のほうが身体に良く、ホッと一息つけるイメージがあります。冬に寒い外から戻ってきたときのホットコーヒーの美味しさは格別です。白い湯気とともに広がるあの香り、身体が温まると同時にリラックスできます。
以前は、ランチのあとにホットコーヒーを飲んでいました。しかし、心がゆったりしたまま午後の仕事に入ってしまい、スピードが落ちている感じがしていました。
食後なので、多少スピードが遅くなっても仕方ないと思っていましたが、イェール大学のジョン・バーグ教授らが「サイエンス」誌に発表した研究を読んで、その理由が分かりました。
被験者に温かいコーヒーと、冷たい飲み物をそれぞれ別の人が渡します。そのあと、どちらの飲み物をくれた人が信頼できるかを聞くという簡単な実験です。その結果、温かいコーヒーを渡した研究者のほうが信頼できるという答えが多かったのです。
仕事が速い人はアイスコーヒーを飲む
温度を感じる能力と相手を信頼できるかどうかを決める能力が、脳の同じ部分で操られていると言います。よって相手から信頼を得たいときには温かい飲み物を出し、大切な物事を決める際には冷静になれる冷たい飲み物を飲むといいのです。
セールスマンの中にはこの論理を利用して、お店に来たお客様に意図的に温かい飲み物を出している人もいます。
この理論から、冷静な判断をしなければならないリーダーは、仕事中に飲むのはアイスコーヒーがいいということになります。冷静な判断ができるということは、仕事に対するスピードも上がるということです。
一方、温かい飲み物をとると安心し、ゆったりモードに入ってしまいます。確かに仕事中でも一息つくことは必要です。
ただ、一息ばかりついていては仕事がはかどりませんし、なかなか心も体も仕事モードに戻せなくなってしまいます。
私も会社では、大好きなホットコーヒーを我慢して、アイスコーヒーを飲んでいます。ホットコーヒーを飲んで休むのは、仕事が終わってからです。
飲み物に限らず、この休憩タイムは非常に重要です。
仕事が遅いリーダーは、休憩に入ったあと、なかなか仕事モードに戻せません。休憩前よりスピードが落ちてしまうのです。
休憩後、仕事モードに戻すのに20分かかる人もいます。仮に昼休みと5分休憩を4回とったら、1時間40分は能率が悪い状態になってしまいます。

