19代当主はイノダコーヒ社長
そして、昭和初期に外国人をもてなす施設が少ないと考え、その駒場に豪壮な洋館(現・日本近代文学館)を建て、鎌倉にも別邸(現・鎌倉文学館)を建築した。さらに1926年に公益法人「育徳財団」(のちに財団法人「前田育徳会」)を設立し、前田家伝来の文化財を寄附した。ちょうど、東京国立博物館平成館で2026年4月14日から6月7日まで、前田育徳会創立百周年記念 特別展「百万石!加賀前田家」が開催される。
ちなみに、利為の孫・前田利祐は三菱海運を経て日本郵船に勤務。机を並べた同僚に徳川将軍家の18代当主・徳川恒孝がいた。2人の上司は「徳川・前田を部下に持つのは秀吉以来のことだろう」と至極ご満悦だったとか。
のちに利祐は2001年(平成13年)、徳川恒孝と共に、敬宮愛子内親王の「浴湯の儀」において、皇室の伝統である「読書鳴弦の儀」を執り行った。
その長男である利宜は三菱商事を経て現在、京都を本社とするコーヒーチェーン「イノダコーヒ」の代表取締役社長となっている。
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